清掃作業チェックリストの作り方|実施と確認を分ける記入例
清掃作業チェックリストは、場所と作業を1行ずつ分け、実施した結果と確認した結果を記録する表として設計します。チェックがない欄を、そのまま「未実施」と決めないことも大切です。書き忘れ、今回対象外、作業できなかった状態を区別できるようにします。
まず今回の対象を決める
現場名、作業日、参照する合意済み作業範囲を表の上部に記載します。契約や現場の指定様式がある場合は、それに合わせます。この例は法定様式やすべての清掃現場に共通の基準ではありません。
作業の実施と確認結果を分けた例
以下は架空の若葉ビルを使った記入例です。品質基準は実際の現場で合意した内容を使ってください。
表は記入例の抜粋です。横にスクロールして確認できます。
| 場所・作業 | 今回の対象 | 実施の記録 | 確認の記録 | 残る対応 |
|---|---|---|---|---|
| 1階共用廊下・床面清掃 | 対象 | 実施済み/担当A | 未確認 | 確認担当Bが作業範囲と結果を確認 |
| 1階会議室・床面清掃 | 対象 | 未実施/使用中で入室不可 | 対象の作業が未実施 | 責任者が入室可能時間を顧客へ確認 |
| 2階窓ガラス清掃 | 今回は対象外 | 対象外 | 今回の確認対象外 | 次の実施条件は別の予定表で確認 |
実施日・実施者と、確認日・確認者は別に残します。確認していない段階で確認者名や確認時刻を先に埋めないようにします。「実施済み」は顧客確認済みと同じ意味ではありません。誰が、何を基準に確認するかは社内と提出先の運用に合わせて決めます。
「確認した」の中身を残す
確認欄には、確認した範囲と参照した基準も残します。例えば「入口から会議室前まで/合意済みの確認項目表Aを参照/確認担当B/確認日時」のように、どの範囲を見た記録かが分かる形にします。これは記入方法の例であり、仕上がりが基準を満たしたことを示す実績ではありません。確認結果も別に記載します。例えば架空の記入例なら「確認結果:一部手直し要/入口付近に拭き残し/担当Aが手直し後、担当Bが再確認」と残します。この時点では手直しや再確認は未完了です。再確認を実施した後に、その日時・確認者・結果を追記します。
対象範囲の一部しか確認できなかった場合は、残りを確認済みに含めません。手直しが必要なときは、その箇所と対応を記録し、手直し後の再確認を元の記録と結び付けます。確認が終わっても、それだけで顧客が承認したことにはなりません。
空欄と残件をそのままにしない
空欄は状態不明として担当者へ確認します。あとから推測でチェックを埋めないようにします。未実施や確認待ちが残る場合は、対象の行、次の対応、担当、社内の確認日を残件管理へ渡します。顧客との再訪日がまだ合意されていなければ、確定日として記載しません。
報告書・予定表との使い分け
この表は当日の作業項目の記録です。顧客への報告書はここから実施範囲と残件を整理して作成し、次回の定期予定は別に管理します。定期くんで項目別のチェック表を作れるという説明ではありません。
- 手順書
- 作業の進め方を確認する。
- 当日のチェックリスト
- 項目ごとの実施と確認結果を残す。
- 顧客向け報告書
- 実施範囲と残件を整理して伝える。
- 残件の記録
- 次の対応と担当を引き継ぐ。